イラレで波線をジグザグで作ったんだけど、大きさを変更すると形が変になるんだよ。
それに波型やギザギザの長方形にしたときに縦と横の波線のサイズが合わないから使いにくいよね。これって、どうにかならないのかな?
これはね、ごめんなさい。どうにもなりません………。
そう思ってたんだけど、先日、「イラレ職人コロ」さんのTwitterを拝見し、参考にさせていただいて身に付けました。これを知ったときは感動ものでした。ありがとうございます。それでは、恐縮ですが説明させていただきます!
キーワードは「ラフ」+「ジグザグ」です。
通常、波線は「効果」→「パスの変形」→「ジグザグ」を使って表現することが多いのですが、下記画像のように、Ⓐのジグザグのみで作成した波線はサイズ変更、すると波線が変形してしまいます。
しかし、Ⓑのラフ+ジグザグで作成することで形が保持され、伸ばしたりしてサイズを変更してもほぼ均等になります。
それでは、早速作成していきましょう。
効果の「ラフ」と「ジグザグ」を使って波線を作る方法
1. 効果「ラフ」を「サイズ:0」にしてかける
まずは、長方形ツールで四角のオブジェクトを描きます。
※波型の罫線を表現したい方は、ペンツールや直線ツールで罫線をひいてくださいね。
アピアランスパネルを使って説明していきますので、出てない方は、上部ツールバーから「ウィンドウ」から「アピアランス」にチェックを入れて表示させてください。
オブジェクトを選択した状態で、アピアランスパネル下部の①「fxマーク(新規効果を追加)」→ ②「パスの変形」→ ③「ラフ」と選択します。
効果「ラフ」が適用されるとガタガタになるので、④「サイズ:0」にしてください。
※「詳細」の数値はひとまず無視してOKしてください。
「ラフ」のダイアログボックスの「ポイント:丸く/ギザギザ」のところは、結果は変わりませんのでどちらにしておいても大丈夫です。
2. 効果「ジグザグ」を「折り返し:1」でかける
次にもう一度、アピアランスパネル下部の ①「fxマーク(新規効果を追加)」をクリックして、
②「パスの変形」→ ③「ジグザグ」を選択します。
ジグザグの ④「折り返し」の数値を「1」にしてください。
※ここも「大きさの数値」はひとまず適当に選んでおいてください。
これで一旦完成となりますが、次はサイズの調整をしていきたいと思います。
ジグザグの「折り返し」の数値を「1」にすることで、四角形の四隅の形(繋ぎ目)が合いやすくなるそうなので、「1」にすることをおすすめします。
3. サイズ等の設定を微調整する
それでは、サイズの微調整をしていきましょう。
※ここまででうまくできないという方は、アピアランスの順番が逆の可能性がありますので、順番を確認してみてください。
アピアランスの順番が「ジグザグ」→「ラフ」と、「ジグザグ」のほうが「ラフ」よりも下にある場合はうまくできていませんので、「ラフ」を上、「ジグザグ」が下にくるようにドラッグして順番を入れ替えましょう。
波線の微調整は、アピアランスパネルの ①「ラフ」をクリックし、「詳細」の数値で波型の数を増減させて、②「ジグザグ」をクリックし、「大きさ」の数値を変更することにより、波型の大きさを変更していきます。
また、波線ではなく、ギザギザのトゲトゲにしたい場合は、「ジグザグ」の「ポイント」を「滑らかに」から「直線的に」に変更してください。
「角を丸くする」で角丸にすることもできます。
※角丸にならない場合は、「角を丸くする」を一番上に持ってきてください。
これで完成となりますので、自由に変形させてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。このように、波線を描くときは「ジグザグ」だけでなく、「ラフ」も入れて調整してみてください。