段落の頭をスペースで字下げしたり、段落後のアキを一行ずつ設定するの面倒だなぁ~。
もっと楽にできないかな?
テキストボックス内での字下げの仕方
まずは、テキストボックスを作って文章を入れてみましょう。
文字ツールを選択して、必要な大きさにドラッグします。すると、自動的にダミーの文章が入ります。
入れたい文章をコピーして、テキストボックス内の文字を選択、ペーストします。
これでテキストボックス内に文章が流れました。
流した文章は基本、段落設定なし(上の図の左参照)の状態になっていて、段落の字下げがされてなく、テキストボックスの右側にきれいに揃っていません。
ここから段落設定をして、調整していきます。
① 段落パネルの上の段(行揃え)が一番左の「左揃え」になっているので、これを真ん中の「均等配置(最終行左揃え)」に変更します。
これで右端にきれいに揃いました。
②「1行目左インデント」にテキストボックス内の文字サイズに設定したpt数を入力してください。ここでは、文字を9ptに設定していますので、9ptと入力しています。
この設定で、段落を改行したら自動的に1マス分空くようになります。
※文字サイズが9ptのため、9pt分右に移動=1マス
※本文の大きさを変更した場合は、「1行目左インデント」の数値も同じに変更してください。空きが変わってしまいます。
テキストボックス内で区分けした文章や箇条書きを読みやすくするには?(ぶら下げ設定)
次はぶら下げの設定の仕方です。
行頭記号で区分けした文章や箇条書きにした文章を読みやすくしたいときに便利です。
まずは、段落パネルの上の段(行揃え)が真ん中の「均等配置(最終行左揃え)」になっていない場合は変更しておきます。
①「左インデント」の数値を文字サイズと同じpt数にします。ここでは、文字を9ptに設定していますので、9ptと入力しています。
ボックスの左端が9pt分右にずれました。
②「1行目左インデント」に文字サイズと同じpt数を、今度はマイナス値にして入力します。文字を9ptに設定していますので、-9ptと入力しました。
この設定によって、段落の最初の行のみが-9pt分ずれ、きれいに左に戻ってきました。
これでぶら下げになりましたが、段落の幅と行間が同じ幅で読みにくいので次の設定をしていきます。
③「段落後のアキ」の数値をお好みで上げていきます。ここでは、結構広めにとって11ptとしました。
これで、ぶら下げと段落後の行間が広がったことにより、区分けされて読みやすくなりました。段落が増減しても形が保たれます。