Illustratorの行送りの動作が変?! 選択した行(テキスト)が動き、上の行間が広がるのを直す方法

選択行の上の行間が広がるのを直す方法 Illustrator
選択行が動き、上の行間が広がる

別の担当者が作ったイラレデータを使って文字の修正をしてたら、行送りがなんか変なんだ?!

普通は選択した行の行間を広げると下に隙間ができるのに、なぜか選択行が下がり、上に隙間ができて気持ち悪い。

これってなんでなの??

使用したソフト&バージョン
  • OS Windows 10
  • Adobe Illustrator 2021

【原因】欧文ベースライン基準の行送りになっているため

通常の行送り

私自身も過去データを修正していたら、わりとよく遭遇するのですが、行間を個別に広げたいときに行送りのpt数を増やすと、通常は選択行の下の行間が広がるのですが、選択行が下がって、上の行間が広がることがあります。

最初は気にしないようにして作業してたのですが、やはり、トラブルの元になってもいけないですし、慣れてくると気持ちが悪いもので、今では日本語でテキストを入力するときは必ず直すようにしています。

これは、いきなり見出しにも原因を書きましたが、行送りの設定が「欧文ベースライン基準の行送り」になっているためです。この設定を変更すると通常の行送りの設定に戻ります。

行送りの設定変更の仕方

段落オプションの中の「欧文ベースライン基準の行送り」にチェックが付いているので、「仮想ボディの上基準の行送り」に変更する。

※過去のバージョンでは、表記が下記のように違います。
「仮想ボディの上基準の行送り」 →「日本語基準の行送り」
「欧文ベースライン基準の行送り」 →「欧文基準の行送り」

それでは、行送りの設定変更の仕方を簡単に説明していきます。

欧文ベースライン基準の行送りの説明

「段落」パネルの右上にあるオプションをクリックし、「欧文ベースライン基準の行送り」にチェックが付いていることを確認します。

※「段落」パネルが出てない方は、「メニューバー」の「ウィンドウ」から「段落」をクリックして表示させてください。

仮想ボディの上基準の行送りの説明

「仮想ボディの上基準の行送り」をクリックし、選択します。
これで行間が空く場所が変わったはずです。

これ、意外と多いので覚えておくと便利ですよ。