

「ひし形」を簡単に作りたいんだけど、四角を描いて回転させるとバウンディングボックスまで回転するからうまく作れないよ…。何かいい方法ないかな?

確かに「ひし形」って正方形を描いて45°回転させてバウンディングボックスで潰せば簡単にできるのに、私も随分と悩んだことがありますね。回転したバウンディングボックスは「バウンディングボックスのリセット」を実行してやると水平に戻るんです。あとは、「パスファインダーの合体や分割」を実行しても水平になります。
- OS Windows 10
- Adobe Illustrator 2022
バウンディングボックスのリセットを使う方法
まずは、下図でひし形の作り方を見ていきましょう。
①正方形を描きます。
②回転ツールを使い、45°回転させます。
このとき、バウンディングボックスも回転してしまうので扱いにくいですね。この時点で中央のハンドルをドラッグしてもサイズが小さくなってしまうだけでひし形になってくれません。

③ここで「バウンディングボックスのリセット」の出番です。
バウンディングボックスが水平に戻ってきましたね。

④そうすると後は、中央のハンドルをドラッグして押し潰すだけでひし形の完成です!
「バウンディングボックスのリセット」が、グレーアウトになっていて選択できない時は、メニューの「オブジェクト」→「シェイプ」→「シェイプを拡張」を実行してください。

「シェイプを拡張」することで「バウンディングボックスのリセット」が選択できるようになります。
パスファインダーを使ってバウンディングボックスをリセットする方法
1つの単純なオブジェクトを回転させ、バウンディングボックスを水平に戻したいときは、「パスファインダー」を使っても「バウンディングボックスをリセット」することができます。

上記画像の「パスファインダー」の赤で囲っている部分ならどれでもリセット可能です。
ちなみに自分は、左に位置していてクリックしやすい「合体」か「分割」を使っています。
- 合体
- 全面オブジェクトで型抜き
- 中マド
- 分割
- 背面オブジェクトで型抜き
上にオブジェクトが重なっている場合は、「パスファインダー」の各モードが実行され、オブジェクトが合体や分割されたりしますので、「パスファインダー」を使って「バウンディングボックスのリセット」をする時は単品のオブジェクトに対して実行してください。